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お葬式の着物

冠婚葬祭というのは、着物の着付け方の中でも特にしきたりに配慮することが大切となります。
着物を着慣れない人にとっては頭が痛い問題ですね。
結婚式においては、あくまで花嫁が主役ですから、花嫁そっちのけの派手ないでたちで
式に参列するということだけは控えたいもの。これは常識です。

また、お葬式においては、亡くなった方とそのご遺族の悲しみを配慮し装いをすることが大切ですね。
こちらの話ももはや常識。特にお葬式の装いは、肉親の方がお亡くなりになった場合と、
親戚や友人、知り合い、ご近所の方のご葬儀など、いろいろな場合がありますよね。

亡くなった方との関係によって、その装い方も違ってくるんです。
着物は普通、女性の正式な喪装といえば黒の喪服。黒地の染め抜き五つ紋付を意味します。
生地は関東と関西で違い、関東では羽二重(はぶたえ)を、関西では一般にちりめんを用いるのが恒例。
こんなところにも違いがあるんですよ。
しかしいずれも地模様のない無地のものを用います。

■帯■黒共名古屋帯または袋帯で、無地のものを締めます。例えば、『紋襦子(じゅす)』なんかがいいでしょう。
帯締め・帯揚げ・帯締めは『黒平綸子(ひらりんず)』、あるいは羽二重の丸ぐけに、
帯揚げも合わせて黒平綸子がいいとされます。
■ぞうり■足もとへの配慮も大切。喪装の際に、ぞうりは台が黒、鼻緒も黒の布地が正式とされます。
あるいはつや消しの皮のものでもいいです。お葬式の装いにおいて大切なことは、
『悲しみの心を誠実に示す』ということ。そのために、絶対目立つことのないよう控えめにすることが第一ですね。